そば料理で国際交流する!

世界にもそばを使った料理がたくさんあります。土地が変われば食文化や料理方法も変わります。
日本のように麺にして食べる国は少なく、形状も様々なんですよ。
ここでは、ヨーロッパのそば料理について一部ご紹介します。

イタリアの「ピッツォッケリ」 (そばのパスタ) ピッツォッケリ

イタリア北部では、そば粉料理はよく食されています。気候的に寒く、小麦の栽培が難しかったこの地方では、小麦の代わりにソバが栽培されてきました。
ピッツォッケリは、イタリア最北部のヴァルテッリーナの郷土料理でもあり、イタリアの代表的なそば料理です。これは、そば粉のパスタのようなもので、日本のきしめんのような形や、マカロニの形のものもあります。野菜も一緒にゆでた後に、チーズやガーリックバターのソースで和えて食べます。

フランスの「ガレット」 (そば粉入りのクレープ)

そばは、とくにフランスのブルターニュ地方でよく利用されています。ここは古くからやせた土地だったため、ソバやライ麦が栽培されました。なので、パンの代わりに、そば粉で作るクレープ「ガレット」が食されてきたのです。
フランス、ブルターニュ地方の郷土料理「ガレット」(そば粉入りのクレープ)は有名です。そば粉に水、卵、塩を混ぜ合わせ生地をつくり、薄く焼きます。ガレットは、ハム・チーズ・卵などを包んだり、様々な具をトッピングできるのでバリエーションも豊富です。

ガレット
ロシアの「カーシャ」 (そばのお粥) カーシャ

世界で一番広大な面積でソバを栽培しているといわれているロシア。実は、そばの総生産量は世界第 1位なのです。ソバはロシアのような寒くやせた土地でもよく生育するため昔から栽培されています。
そば料理としては、全粒や挽き割りにしたそばの実を「カーシャ」として食べるのが主流です。バターやミルクを入れて煮たり、オーブンで焼くなどして、肉料理の付け合わせにつかったりします。

そばは健康にもいい食べ物です